地方競馬場外売り場にて。
テクテク・・テクテク・・ フゥ~、やっと着いたぜ、我が麗しの場外売り場へ。
「どっこらしょっと」・・ドン! 歩く事1時間・・本当に座り心地の良いベンチだ。歩き疲れた体が、ジョワジョワと緩んでいくのが分かる。 ん?・・
隣のベンチに、ナレの果てが横になって寝ているぜ。
数に限りあるベンチを独り占めして、相変わらず大胆にして不敵。無精ヒゲの幸せ顔は、どことなく柴犬に似ていて憎めませんですハイ!
ガードマンも見て見ぬ振りを決め込んでいる。
このガードマンもかなり年をくっていて、立ち姿はもはや「枯れの果て」と呼ぶにふさわしくなっている。まぁ~人生いろいろだからなぁ~!何も言えませんですハイ!
今週はいよいよダービーだが、記念すべき80回とやたら息巻いている連中の気が知れねぇ~。何が記念なのか良く分からないが、勝ち馬は知っている。
フッフッフ
そうコディーノさ!コディーノ・・・フッフッフ、コディーノ・・
分かるかいコディーノ・・フッフッフ、コディーノ・・もう、いいかい?遠慮深いねぇ~。
その理由かい?・・
それは、「思い込んだら・・行くが男のド根性」って奴さ。
藤沢和師は、C・ウィリアム騎手に騎乗依頼をしたが、この馬に何かを感じている
証拠だろう。分かるんだろう・・その時がついにやって来たことを。いつもなら、
青葉賞や京都新聞杯を経由してダービーに臨んで来るが、この馬に限って朝日杯ー
弥生賞ー皐月賞と臨戦過程を踏んでいる。このローテーションは、ダービーの王道
と呼ばれているものなのだ。初めて聞いたって?・・
そりゃそうだろう、俺が作った王道だからさ。
フッフッフ、間違いねぇ~。藤沢和師も知っているから、このローテンションを組んで来たのさ。
鞍上は横山典でも良かったが、不安でついC・ウィリアムに頼んでしまったのだろうと推察している。藤沢和師も随分、白髪が目立つように成って来ている。応援しようじゃないかコディーノに・・!
さて、今日の地方競馬・川崎競馬に出掛けたいが、何故か町内会に出席する事になっている。
俺みたいなナレの果てに片足を突っ込んだような奴を呼ぶ事も無いだろうに・・!
まぁ~人生、いろいろだからなぁ~! 「そんじゃ、行ってくるぜ!」
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