地震警報・・発信~
「キュイン・キュイン・キュイ~ン!」 「キュイン・キュイン・キュイ~ン!」
「何事じゃ・・何んの音じゃ、これは?」・・
場外馬券売り場で、パドック中継を見て
いると、アチコチから奇妙な音が響き渡った。
はて? ネズミ花火か!
「地震じゃ。デカイ奴じゃ。携帯で知らせよる。」
にがむしのオッサンが言った。
「地震か。デカイのか?知らなんだ。」・・とガニ股のジイサンが、目で丸い輪を作った。
・・へ? 地震? 携帯? ・・開いて見ると、地震警報の文字が写し出された。
「さっきのは、地震じゃない・・脅かしじゃ!」・・しばらくして、にがむしのオッサンが言った。
「ナニ、脅かし? 脅かしじゃったか。ガッハッハ!」・・とガニ股のジイサンが高笑いをした。
やれやれ脅かしやがるぜ、全く。
松っさんはてっきり、時限爆弾が作動したのかと思ったぜ。
何せ、ここの場外売り場を恨んでいる奴が結構いるからなぁ~。
クワバラ・・クワバラ!
3戦3敗。
しかし、今日は軸にした馬が逃げている。良い感じだ~!アタリが近い。
クワ~惜しい・・クゥ~もうチョイ!・・ウワ~抜けたぁ~・・とあと少しだった。
もう当たる寸前まで来ていたのだが、浦和競馬初日が終了してしまった。
ホタ~ルの~♪
地震警報にゴール間際の身悶え・・と心臓に負担を掛けた一日だったぜ。
明日は、きっと良い事があるに違いねぇ~。
明日のために、その1・・腕立て~伏せ!
イチ・ニ・サン・シ・・!
来たるべきその喜びに備えて、馬券生活者も心臓を鍛えて置かないと、・・フッフ!
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