馬も人も夏バテには勝てない

あ～ああ、夏バテ！～ グーグー！

地方競馬場外売り場のベンチで眠ってしまう。

夏バテで疲れ切った体が、冷房で程好く冷やされて、おねむの時間へ・・。
眠気覚ましにと、歩きながら予想し馬券購入するも、ハズレ。

眠っていた方が 良かった・・と後悔しきり・・。
ダメだ、完璧・・この夏バテは！ 今日も収穫なし。

テクテク小一時間、歩いて帰る。
すれ違う若い娘は、肌もあらわのうす着。　チラッ、・・モホホ、・・デレ～！

かと思えば、この暑い中、ランニングしている奴もいる。
　ヤメレ～死ぬぞ～。 オーバー・ヒート。

近くのパチンコ屋に、一時避難発令。・・直ちに避難せよ！

クッションの利いた椅子に座って、スポーツ新聞を広げるも、のぼせた頭から 湯気が出ている状態・・活字がモウロウとして読めない。・・全身～ン休め！

パチンコ打っている人の周りを見渡せば、箱を積んでいる人がいない。
（クーラー代が高くて！） 憮然と打っている客人と、目を線にして笑っている店員。

歪んだ構図だ。
７色にキラ・キラと輝くパチンコ台に、引き付けられるように見入っている客人たち。

これを俗に言う、「飛んで火に入る夏の虫」・・と言うのだろうか？

こう暑けりゃ、虫にも成っちまわぁ～な。
ただでクーラーに あたらして貰っているのも悪いから、馬券生活者も虫に成らして貰うぜ。

・・皆んな、聴いてくれ！ ・・
リ～ン・リ～ン♪　・・リ～ン・リ～ン♪　リ～ィ～～ン♪　（　スズ虫でおま！　）